株式会社サンケイビルウェルケア × タレントキーパー
従業員サーベイは「回答を集めて終わり」になっていないか
従業員サーベイやエンゲージメントサーベイを導入しても、「回答結果は集まるが、その後どう対応すればいいか分からない」という課題は残ります。特に複数拠点を運営する企業では、人事部門から日々の現場が見えにくく、職員が抱えている小さな不安や不満まで把握することは困難です。
介護施設を運営する株式会社サンケイビルウェルケアでは、第三者を介して現場の声を把握し、具体的な対応につなげる仕組みを求めていました。
求めていたのは「組織に臆することのない生の声」
タレントキーパー導入前のヒアリングで、サンケイビルウェルケアがタレントキーパーに期待していたことの一つが、次のような声を把握することでした。
「ホームや会社など組織に臆することのない生の声。」
「ホームで起こっている実態を理解したうえで、何を打つべきかが可視化される。」
同社にはもともと面談や相談の仕組みがなかったわけではありません。課題は、既存のフォローだけでは拾いにくい声をどう把握し、その後のアクションにつなげるかという点にありました。
「職員の状況が見えるようになった」
利用開始後の2025年6月、担当者からタレントキーパーについてこんなメールが寄せられました。
「お陰様で職員の状況が見えるようになったので今後入職者全員に拡大していきたいです。」
「全ホームで対象者を共有するようにします。」
単にアンケート回答を集めるだけではなく、現場で働く職員の状態を知る手段として活用されています。その後、複数施設の新規入職者情報が共有され、対象を広げて運用が進んでいます。
新人職員の「平気そうに見えるけれど、不安」を拾う
実際に寄せられた相談の一つが、新人職員の勤務に関する不安です。本人は複数の持ち場を担当しており、業務習得と体力面の両方に不安を抱えていました。外から見れば仕事をこなしているように見えていても、本人の中には不安がある。こうした声を拾うことが、入社後フォローでは重要です。
この相談を受け、タレントキーパー側は内容を整理したうえで、人事担当者へ次の点を確認しました。
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現在の勤務体制が一般的なものなのか
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同様のケースではどのように対応しているか
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新人のOJT期間や育成方針はどうなっているか
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本人へ個別に声をかけることが可能か
会社側からは、通常の勤務体制やOJT方針について回答があり、本人への個別対応についても「対応可能」と回答されています。ここで重要なのは、従業員から不安を聞いただけで終わらせないことです。
声を拾う → 内容を整理する → 会社へ確認する → 必要な対応につなげる
退職を検討している職員の声も、対応前に整理して共有
別のケースでは、退職を検討していた看護職員から相談が寄せられました。タレントキーパー側は約60分のヒアリングを行い、人員体制への不安、業務負担、職場の人間関係、夜勤回数や処遇面の希望などを整理し、人事担当者を通じて運営責任者へ共有しました。
「事前にスタッフの気持ちが聞けて対応できることは大変助かります。」
退職の申し出があった後に初めて状況を確認するのではなく、本人が何に困り、何を望んでいるのかを整理した状態で会社側が対応を検討できることは、人材定着を考えるうえで重要なポイントです。
※本事例では、その後の退職撤回や継続在籍との因果関係までは確認されていません。
2026年1月の月次報告では、回答率82%
2026年1月10日〜30日の月次報告では、対象38名に対し31名が回答し、報告書上の回答率は82%でした。翌2月10日〜28日も対象40名に対し31名が回答しています。各月の対象者は異なり、回答率は定着率や相談解決率を示すものではありません。
このように、従業員の状態を把握するための接点としてタレントキーパーが継続的に運用されていることがわかります。
従業員サーベイは「測ること」だけが目的ではない
従業員サーベイを導入すると、回答率やエンゲージメントスコアなどの数字に目が向きがちです。しかし、本来の目的は数字そのものではありません。「誰に、どんなフォローが必要なのか」を判断し、実際の対応につなげることです。
状態を確認する → 職員の声を聞く → 内容を整理する → 人事・運営側へつなぐ → 企業側が対応を検討する
サンケイビルウェルケアの事例では、この流れが実際に運用されています。「サーベイを実施しているのに、結局人事がすべての回答を確認している」「面談をしているが、本音まで聞けているか分からない」。そんな状態から、フォローすべき人を見つけ、必要なアクションへつなげる仕組みへ。タレントキーパーは、従業員の状態把握だけで終わらない定着支援を行います。
